
台風が直撃する時期が過ぎて快適な秋になったと思ったら、あっという間に寒さを感じる冬になっていた。「秋」ということばから想像する過ごしやすい天気は、実際には一年で一週間もないのに、なぜか頭の中では理想ばかりを毎年描いてしまう。今朝は晴れてて体感的には暖かいけれど、雨が降っていた昨日は凍える寒さだった。
2019年もあと一ヶ月で終わり、周りが就活モードになっていることもあってここ最近は将来のことをよく考えている。将来のことと言っても、もはや夢を悠長に語っていられる時期ではなく、どういう進路を取るのか、何を専門とするのかを具体的に決めていかなくてはならない。博士課程までいくということを現時点でイメージしていて、かなり遠い未来ではあるもののその先の働き方についてもちょっとは考えておかないといけない。大切なのは、どういう仕事をするかというよりそれを通してどんな社会を作り出していきたいか、ということだ。
どの分野を勉強したいかについてはこの2週間ぐらい特に悩んでいる。
高校3年のとき、自分の中で「Global Healthをやっていくぞ!」と心を決めた。学部ではこの軸を中心にいろんな分野に触れてきたつもりだったけれど、実際には勉強してるうちに関心が他に逸れていった。もともと軸として持っていた領域に対して興味が消えたというより、他のことをやっているときの自分が生き生きしていることに気がついた。プログラミングを含めた広義の「ものづくり」や、データサイエンスにのめりこんでいる自分がいた。教育系の取り組みも三年間ずっとやってきて、自身の小学校での原体験の影響もあり、空間と人の学びの関係性にも興味がある。
選択肢が多すぎるあまり、一周回って「やっぱりGlobal Healthでいいじゃん」と昨日の夜は思ったんだけど、まだまだ心が揺らいでいる。自分の中での選択基準を固めた上で、それぞれについてのリサーチを行い、選ぶ理由・選ばない理由をクリアにしていきたい。
本当に将来の自分は何者になっているだろう。どんな社会を作っていこう。
電車がちょうど表参道に到着。これからインターン。