若いうちは東京に住むべきだな、とここ最近思うようになった。理由は単純。東京にはいろんな人が集まっているから。学生にしても社会人にしても、とりあえず東京にはすごい人達がたくさんいる。(ここでは自分の会いたい人が都内にいるという前提で話をすすめる。)そんな人達と会って話したいと思った時、サッと行動に移せる距離感であることがとても大切なように感じている。どれだけ会いたいと思っていても、少し離れたところに住んでいれば当然のように往復に時間がかかる。キツキツのスケジュールで生きている自分のような人間からすると、平日にそんな予定を入れるのは不可能に近い。頑張って予定を入れられたとしても、週末だろう。
プライベートに限らず、仕事でもこのすぐ行動に移せる距離感が大切なように感じている。人の絶対数が大きければ、セレンディピティの確率も当然高くなるはずだ。物理的に近い場所にいて日常的に関わり合える環境にあってこそ、面白いアイデアが生まれたり、そこから化学反応的に事業が生まれたりするのだと私は思っている。
閑話休題。当たり前だが、人との関係を築く上で実際に会って話すということは欠かせない。そんな中で、東京に自分の身を置いて相手との距離を物理的に近づけるということは、よりたくさんの人と関係を築くために有効な方法なのではないかと思った。もし自分が都内に住んでいたら、と考えてみる。平日に学校から帰ってきて19時だとしても、そこから誰かとご飯に行くということができる。実際に行く行かないは別の問題としても、そうした選択肢があるということ自体に意味があると私は思う。住んでいる場所がその人の生活や交友関係に如実に関係しているということに今更ながら気がついた。