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その日、東京で #2 ― 弱い紐帯の強み

こども。サラリーマン。大学生。同じ場所にこうして存在するのに、お互いに関わり合うことは一切ない。“他人が他人じゃなくなる"ふれあいの瞬間や、人のあたたかさが今の社会には足りないのかもしれない。

自分のコンフォートゾーンだけで人と繋がり、都合の良いことしか受け付けないそんなカラダになっているのではないか、と自分自身を見つめ直す。

アメリカの社会学者マーク・グラノヴェッターは「弱い紐帯の強み」(The strength of weak ties)という概念を示した。家族や職場の同僚のように「社会的つながりが緊密な人より、弱い社会的つながりを持つ人のほうが、有益で新規性の高い情報をもたらしてくれる」のだという。

こころの目を外に向け、もともと接点のなかった人とゆるやかな関係を築いていきたい。そんな心の余裕を常にもっていたい。