今日もまた、ぼくは空を見上げる #5

Pentax 67, SMC PENTAX67 105mm F2.4, Kodak Portra 400
2018/12/30
パンを買いに行こうと車を走らせた年末。日が刻々と落ちているなかを運転していると、右手に雲ひとつない冬らしいグラデーションの空が広がっているのが見えた。「中判でなにか撮れたらいいな」なんて軽い気持ちでPENTAX 67を持って家を出たら、ビンゴ。この空に出会えるのは予期してなかったけれど、やっぱり持って出て良かった。わざわざ脇道に入って車を止めて、じっくりと高く広がる空を見上げた。
群馬の空は、広い。帰ってくるたびにつくづく思う。大学のキャンパスから見える富士山と一緒の空も良いけれど、開けた土地から見える何にも邪魔されない空も良い。
写真を撮り終えた足で急いでパン屋さんに向かったものの、結局時間が遅くてパンにはありつけなかった。店舗がリニューアルされてから行ったことがなかったから、結構楽しみだったんだけど。残念。かわりにと言っては何だけど、ぐるっと車で回ってカフェでラテを飲んで帰った。運転しているときも含めて、一人でマイペースに過ごせる時間が幸せ。